ある森に、心優しい愛にあふれた女性鍛冶屋のローザと7人の妖精たちが仲良く暮らしいていました。

ローザはとても腕が良いので次々と注文が入り、休む間もなくせっせと働いていました。妖精たちは、一人で暮らす彼女に素敵な出会いがあることを願っていました。

ある時、ローザはいつも仲良くしてくれる妖精たちに鋼鉄のバラを作ってプレゼントしました。「枯れない永遠のバラだよ。エターナルローズっていうの」妖精たちはとても喜び、そのお礼にと森に素敵なローズガーデンを作りました。そして妖精それぞれが持つ心「情熱」「純潔」「勇気」「感謝」「絆」「尊敬」「希望」の名がついたエターナルローズをこのガーデンにちりばめました。

美しい森のバラ園は次第に評判となり、たくさんの人々がこの森を訪れるようになりました。そしてついにローザはその美しいローズガーデンで心優しい男性と出会い、妖精たちに見守られながらいつまでも幸せに暮らしたということです。

心優しい人ほど見いだせるという、幸福と恋が叶う7本のエターナルローズがこのバラ園にもあると言い伝えられています。妖精達もバラの陰から次の優しい人が現れるのを待っているかもしれません。