チーフガーデナー佐々木の日々是薔薇

新苗の地植え

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★バラのお手入れ「ちょっとワンポイント」

みなさんこんにちは。いよいよバラ新苗の予約販売が始まりました。

実際にみなさんのお手元に届くのは4月下旬以降ですが、新苗はすぐに植え替える苗木です。
その時慌てないように、今から準備とイメージをしておきましょう。

まずは、地植えにするか鉢植えにするかを決定します。

●地植えにする場合

1)植える場所の周りに大きな樹木や大きく育ったバラなどがない場所を選びましょう。

新苗のバラが、それらの植物に生長を妨げられてしまうからです。
そのような場所が準備できない場合は、1度鉢植えにして大きく育ててから9月以降に地植えにしましょう。

2)お庭の土に「堆肥」と「元肥」と呼ばれるものを混ぜましょう。

堆肥とは、牛ふん・馬ふん・腐葉土などがそうです。完熟したものを選びます。
元肥とは、植えるときに土に混ぜていい肥料の事で、肥料のパッケージに「元肥」と表示があります。

元肥にも使える肥料(花壇用フラワーメーカー)と馬ふん堆肥
元肥にも使える肥料(花壇用フラワーメーカー)と馬ふん堆肥

3)直径・深さ共に30~50cmくらい掘って、穴の1/4程の量の堆肥を入れて同じ量の土を戻し、元肥も適量入れて混ぜます。

4)バラの新苗を、根鉢を崩さずポットから抜きます。

5)バラの接ぎ口が地際になるように、掘った土を少し戻します。

6)バラを置いて土を戻します。この時に、土を踏んで固めたりしないようにしましょう。

7)バラを支えるための支柱を地面に差します。

元々新苗についている支柱の事ではありません。その支柱は新苗の枝が台木から剥がれ難くしている支柱です。秋まで付けておきます。
今回の支柱は、新苗が風や衝撃でグラグラ動かなくする支柱の事です。
長さ40cm、太さ1cmくらいの支柱で大丈夫です。バラの接ぎ口で結ぶように、地面に対して斜めに差します。
苗を動かなくすることで根が伸びやすくなります。

8)お水をたっぷりあげます。その後は土の表面が乾いたらまたたっぷりあげます。

9)蕾が付いている場合は、残念ですが蕾の部分だけ取ってしまいます。

お花を咲かせてしまうと、新苗の生長に良くないからです。
蕾が小さければ指で折るだけで大丈夫です。
指で折れないような太さであれば剪定バサミで切り取りましょう。

蕾をとる作業は、関東基準で9月中頃まで取り続けます。
関東よりも冬の訪れが遅い地域では9月末まで、関東よりも冬が早く来る地域では8月中旬まで取り続けましょう。
北海道などの寒冷地と呼ばれる地域では、7月までが良いでしょう。
このように北海道などでは生育期間が短く限られてしまうため、新苗自体が敬遠されています。
しかし、新苗が育たないわけではありません。実際、公園の植栽などでは使われています。

最初に戻ります。

元々バラが植わっていた場所に植え直す場合は、植える部分だけで構いませんので新しい土を用意しましょう。
バラ専用の培養土が手軽で安心です。
専用培養土は、清潔な土である事と堆肥が混ざっている事が特徴です。
植穴分の土を用意して元肥を混ぜれば、後の手順は同じです。

京成バラ園のオリジナル培養土
京成バラ園のオリジナル培養土

いかがでしょうか?少し細かいかもしれませんが、むずかしくありません。
新苗から育ててみませんか?

次回は鉢植えのポイントです。

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※売り切れの際にはご容赦くださいませ。