副園長 佐々木の日々是薔薇

つるバラの誘引(オベリスク編)

副園長 佐々木の日々是薔薇

★バラのお手入れ「ちょっとワンポイント」

みなさんこんにちは。今週は「つるバラの誘引」についてです。

昨年の記事では、構造物などによる仕立て方の違いや品種の相性を簡単にお伝えしました。
今回は仕立て方別にお伝えしようと思います。

今週は「オベリスク」への誘引についてです。
オベリスク仕立ては、円柱状や円錐状になっているものにつるバラを巻き付けて楽しむ誘引です。
直径30cmを超えるような背が高く大きいものから、直径15cmくらいで高さ1mくらいのものまでサイズは様々です。
地植えで楽しんだり、ベランダのように限られたスペースでも楽しめます。

そんなオベリスク。バラの枝を巻き付けるのですが、僕の仕立て方をご紹介します。

1)地植えでも鉢植えでも、オベリスクの外側から巻き付ける

地植えの場合は、オベリスクを立ててその外側にバラを植えるようにします。
よく見るのは、植えたバラに対して覆いかぶせるようにオベリスクを設置している光景です。
限られた場所しかない場合は致し方無いかもしれません。ですから、頭のほんの片隅にでも入れおいていただければ・・・
こうすると、新しい枝(シュート)の多くがオベリスクの中に伸びてきてしまいます。
この枝を外側に出そうとすると「ボキッ!」と折れてしまいます。
最初から外側であればたとえ内側に枝が伸びても、オベリスクから枝をはがすように抜けば結構簡単に抜くことができます。

鉢植えの場合は、オベリスクの直径よりも少し大きい鉢を用意して、オベリスクと鉢縁のあいだに少し隙間があるようにします。
苗は鉢の真ん中に植えつけますが、つるはオベリスクの外側に出すようにしてください。

「外側から巻き付ける」。覚えておいてください。

オベリスクの直径よりも少し大きい鉢を用意します。
オベリスクの直径よりも少し大きい鉢を用意します。

枝を巻き付ける前に葉は全部落とします。
枝を巻き付ける前に葉は全部落とします。

つるはオベリスクの外側に出します。
つるはオベリスクの外側に出します。

2)枝をなるべく重ねない

これはオベリスクに限った事ではなく、どんな誘引の場合も当てはまります。
枝が少ない時は重なりませんが、年数が経っていると古い枝の上に重ねてしまいがちです。
これも「なるべく・・・」なので強制ではありませんが、枝が込み合うのを防ぐ狙いと、次の年そのまた次の年と考えたときに誘引がし易くなります。
また、枝の更新を目的とした古い枝の剪定時に、とても判別しやすくなります。

枝が重ならないよう巻き付け留めます。
枝が重ならないよう巻き付け留めます。

完成です!
完成です!

この2点に気を付けて、誘引を楽しんでみてください。
来週もつるバラの誘引です。