チーフガーデナー佐々木の日々是薔薇

大苗(後編)

チーフガーデナー佐々木の日々是薔薇

★バラの苗木の種類について

みなさんこんにちは。今週も「大苗」です。

大苗は、ポットに仮植えされた商品と、根がむき出しの裸苗と呼ばれる商品に分かれます。

裸苗は、枝から新芽が出ていない状態で出荷・納品されます。
お手元に届いたらすぐに植え付けてください。地植えでも鉢植えでも同様です。

ポット植えの商品は、植え付ける機会は都合により合わせられますが、なるべく早く定植してください。
これはポット植えが仮植え状態だからです。

そしてこの植え付けの際に大事なことは、ポットから抜くとき土をどうするかです。
通常は「土を崩さずに」とお伝えしています。
それはポット内で新しく出た白根が、土が崩れることによって切れたりするからです。
ただどうしても崩れてしまう苗があります。
これは大苗から新芽がまったく出ていない苗や、新芽が出始めたばかりの苗です。
ポット苗は、新芽が出ていないものから、つぼみが出ている状態のもの、その中間ぐらいのものと色々です。
それは、それぞれ品種の特性や、ポット植えの加工時期の違いによります。

新芽が出ていないものはポットに植えたばかりなので、裸苗と同じです。
ポットから抜くと土は崩れますが、白根も出ていないので崩れても心配ありません。

新芽が出始めのものは、ポットの中でも新しい白い根が出てきています。
この時期に植え付けしようとすると、ポットの土がこぼれ、根がむき出し状態になってしまいます。
新しい白い根は、土と一緒にちぎれてこぼれて・・・大苗を植えたあと具合がよくない場合の例です。

前述の通り、植え付ける機会は都合により合わせられますが、ポット苗の姿かたちを見ながら時期を調整するのがポイントです。
下記を参考に植え付けの時期を調整してみましょう。

◇新芽が出ていない大苗

裸苗と同じ要領ですぐに定植してください。ポットの土がこぼれても問題なし!

葉がなく白根も無いので、土が崩れてもOK。
葉がなく白根も無いので、土が崩れてもOK。

◇新芽が出始めた大苗

白根も出始めです。最初の蕾が付くまで定植を待ちましょう。
最初の蕾をソフトピンチしてから、根鉢を崩さずにそっと抜いて植え付けしましょう。

11月下旬以降は気温が下がり、蕾が付きづらくなります。
その場合は待たずに定植してしまいます。より慎重に根鉢を抜いて植え付けてください。
もし根鉢が崩れてしまったら、速やかに植え付け、バラを不織布で覆うようにしてください。
新芽は切り取らずにそのまま残してください。

新芽が伸びてきている、土と一緒に白根も崩れる。
新芽が伸びてきている、土と一緒に白根も崩れる。

◇蕾や花が付いている大苗

すぐに定植してください。小さいポットでは、根詰まりになる可能性があるからです。
できるだけ根を切らないよう注意しながら、ポットからやさしく引き出して植え付けします。

蕾がしっかりついている。土が崩れない。※通信販売ではお取り扱いしておりません。
蕾がしっかりついている。土が崩れない。※通信販売ではお取り扱いしておりません。

しっかり植えて、しっかり管理しているのに枯れたと相談を受けたことがあります。
僕も含め販売側の説明不足でした。
できる限り分かりやすく的確な説明を心掛けようと思います。

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※売り切れの際にはご容赦くださいませ。