副園長 佐々木の日々是薔薇

咲きガラ切り 後編

副園長 佐々木の日々是薔薇

★バラのお手入れ「ちょっとワンポイント」

みなさんこんにちは。
今回は「咲きガラ切り」のお話の続きです。

(3)寒冷地の咲きガラ切り
寒冷地の咲きガラ切りは、前回の(2)の「枝の半分くらい」と同じです。
前回のコラムに「夏剪定」の事を少し書きましたが、僕自身「咲きガラ切り」と「夏剪定」がゴッチャになってしまい(3)の表題になってしまいました。
本来お伝えしたかったのは、「寒冷地の夏剪定」です。
結論から言うと、寒冷地での夏剪定は行いません。
その理由を説明しようと思いますが、それは夏にしましょう。すみません。

(4)ベーサルシュートの事後処理
「ベーサルシュートは先っぽを折る」と説明しました。
ただ、見逃してしまって竹ぼうきのような形で蕾がたくさん付いている状態にしてしまうこともあります。
その時の対処法です。

まずは、ほうき状になっている枝の外側部分の2~3本を見てください。外側なので葉っぱが付いていると思います。
内側はどうでしょうか。葉っぱが付いていない枝が多いと思います。
この内側の枝は、全て付け根から切り落とします。蕾が付いていても切ってください。
枝が柔らかいうえに蕾も多く逆に葉っぱが少ないため、栄養分を開花で使い切ってしまい丈夫な枝にはなってくれません。
心を鬼にして蕾を切り落としましょう。

残した外側の枝2~3本は、花(蕾)の部分だけ切るようにしましょう。葉っぱを出来るだけ残すイメージです。
咲かせずに対処するのがベストなので、よく観察して早めに見つけましょう。

前回も書きましたが、この時期から秋までいかに葉っぱを残してバラの生長を充実させるかが、来年のまたは今後何年後にとっても大事になってきます。
不必要に葉っぱをなくすことは避けましょう。

次回ですが、4月にお伝えした「新苗の植え付け」の実践版をお伝えします。
コラムに書いた通りに成長しているか見ものです。月いちで経過観察をお伝えしていきます。

ほうき状になってしまったベーサルシュート
ほうき状になってしまったベーサルシュート

内側の枝を切り落とし、外側の枝の蕾を切ったところ
内側の枝を切り落とし、外側の枝の蕾を切ったところ