チーフガーデナー佐々木の日々是薔薇

新苗を鉢植えで育てる

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★バラのお手入れ「ちょっとワンポイント」

みなさんこんにちは。チーフガーデナーの佐々木です。
ご自宅でバラを育てている方はそろそろ蕾が付き始めている頃でしょうか。
あるいは咲き始めているなんて方もいるかもしれません。

今回は「新苗を鉢植えで育てる」です。
いくつかポイントをお伝えします。

 

〇最初の鉢のサイズは6号鉢

バラの新苗は、4号サイズのポットに入っているのがほとんどです。
なので、いきなり大きすぎる鉢に植えてしまうと、水やりの間隔を間違ってしまう恐れがあります。
例えば大きい鉢にたっぷり水をやります。
植えたばかりの新苗は4号サイズなので、4号分の水しか吸い込めません。根腐れの原因になります。
逆もあります。
大きい鉢は土の量が多い分渇きにくいですが、根がまだ伸びてない新苗は4号サイズのままでそこだけ乾いてしまいます。
これが水切れの原因になります。
水は「表面が乾いたらたっぷり」が基本ですが、土の量のバランスによって基本が通じなくなってしまうので、6号鉢のサイズに植えるようにしましょう。

ちなみに1号は約3cmですので6号は18cmになります。
ご自宅にある鉢が「何号かな?」と思うときは鉢の直径を測ればすぐに分かります。
今はあまり使われませんが、「1寸、2寸・・・」も同じサイズです。
1寸法師は約3cmか・・・

 

〇バラ専用の土に植えるのが最適で簡単です

土はバラ専用のものを使うのがベターです。
バラの生長に良い配合で作られているからです。
もしもご自宅でバラ専用ではない土(花用や野菜用の土)が余っている場合は、それを使っていただいても大丈夫です。
ただし赤玉土(小粒~中粒)と堆肥(完熟の牛ふんや腐葉土)を必ず混ぜましょう。
割合は全体を10として赤玉土6~7、余っている土2~3、堆肥1です。
余っている土はたいして使えませんね。やっぱりバラ専用の土が簡単ですね。

 

〇肥料は?元肥と追肥

肥料には「元肥」と「追肥」という考え方があり、植える時に土に混ぜてよい肥料は「元肥」と呼んでいます。
お手持ちの肥料のパッケージに「元肥に使える」と書かれていれば土に混ぜて大丈夫です。
「追肥用」の肥料は、あくまで追肥ですから「すでに育っている」ことが前提です。
これから成長する苗木には少し強すぎる肥料だと思ってください。
新に購入する場合は「元肥」と書いてあるものを手に入れましょう。
肥料の場合もバラ専用が良いでしょう。

 

〇支柱を使ってしっかり固定する

前回の地植えの場合と同じですが、支柱の長さは鉢の深さに合わせてください。

 

〇四季咲きのバラは花を咲かせず蕾を取り続ける

前回の地植えの場合と同じです。

 

〇ツルバラはどうするか

前回の地植えの場合と同じですが、前回お伝えし忘れたことがあります。
昨年12月のツルバラの誘引に関することと同じです。
春から秋にかけて長くツルを伸ばしていきますので、風で揺れたり折れたりしないように支柱などを使って真っすぐ伸ばしてください。
誘引作業は12月に行います。
ツルバラを何かに絡めず自然風に育てたいという方・・・いらっしゃると思います。でも今ではありません。
今はあくまでも新苗ですから、株を育てるために真っすぐ伸ばしましょう。

 

〇6号鉢はいつまで?

6号鉢の大きさでこの先ずっと楽しむ場合は、来年のもう1年です。(合計2年)
鉢を大きくしたい場合は年明け1月(関東以西)、温暖地は12月、寒冷地は冬が過ぎて春の最低気温が0℃前後になったら行ってください。
6号鉢で植え替える場合も同じ時期で大丈夫です。

 

いかがでしょうか。新苗は正直手間がかかります。
だけどその手間も、かかればかかるほど花が咲いた時の喜びは大きいのではないでしょうか。
新苗からバラを始めてみませんか?

通販の新苗置き場、入荷途中の様子です。
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