チーフガーデナー佐々木の日々是薔薇

つるバラの誘引 Vol.2

チーフガーデナー佐々木の日々是薔薇

みなさんこんにちは。チーフガーデナーの佐々木です。
先週に引き続き「つるバラの誘引」のちょっとワンポイントをお伝えします。

つるバラは、バラ自身が自ら絡まっていくわけではないので、
みなさんの手で紐を使って結んであげます。これを誘引と言います。
つるバラの誘引作業は、木バラの剪定よりも前の12月中旬くらいから始めて、
1月中旬ごろまでには終わらせるようにします。
これはつるバラが木バラよりも早く新芽が伸びてくる性質のためです。

そしてアーチやフェンスなどに這わせるのですが、まず、
つるバラを植えたばかりの場合はアーチなどの最高部に届くように真っ直ぐ縦に誘引します。
枝が短く届かない場合は、何年かかけて届くまでこの作業を続けます。
この間は剪定をして短く切ることはしません。

フェンスの場合は、上に伸ばすよりも横に長く這わせたいと感じるでしょう。
その場合も最初の1年目だけは真っ直ぐ縦に枝を伸ばしてください。
植えたばかりのバラはまだ十分な体力が無く、充実した新芽が出てこないので、
その状態で枝を横に這わせても、花が数輪と、細く短い枝が出るだけです。

本格的な誘引作業は、株がアーチやフェンスを覆うようになってからはじめます。
作業としてはアーチやフェンスなどに万遍なく枝を誘引するだけですが、
その際いくつかの注意事項があります。

誘引の際の注意事項
・枝の先を水平より下げない。(下げた先は花を付けません)
・結び目はしっかり結ぶ。(緩いと風などで揺れて花が付きにくくなります)
・長く伸びた枝は長いまま誘引する。(切った分だけ花数が減ってしまいます)
・伸びすぎて邪魔になった枝は切ってしまいましょう。

これらにさえ気を付ければ、つるバラの誘引は「基本は自由」です。
ぜひ自由を謳歌してください!

2週にわたって「つるバラの誘引」についてお伝えしました。
来週は「仕立て方別・つるバラ品種の紹介」をいたします。そちらもお楽しみに!

京成バラ園チーフガーデナー 佐々木猛