お花いっぱいランキング
Birth Year Garden
暑い日が続いておりますが、皆様、如何お過ごしでしょうか
京成バラ園ローズガーデンは、夏バラが真っ盛り(^O^)
勿論!!ガーデンセンターの中にある小さなガーデン「Birth Year Garden」も、夏バラが沢山咲いています
夏バラと聞いても、ピンとこない方もいると思いますが、「四季咲き性」のバラは春と秋は勿論の事、夏も沢山咲いてくれます
そもそも俳句の世界で「薔薇(ばら、しょうび)」は夏の季語、初夏の花だそうです
さて、今回は、タイトルにもある通り、「Birth Year Garden」に栽培されている8品種のバラを、「開花連続性」の観点でランキングした結果から、上位3品種を紹介したいと思います
「開花連続性」という言葉、何だか小難しい感じですが、簡単に言うと、どれだけ切れ目なく花が咲くかという意味です
一つひとつの花が長く咲くのか、回転が速く咲くのか、何れにしても、いつも花が咲いているのは嬉しいことですね
特に大川原は花柄切りを一切せずに、咲き終わった花を取り除くだけの栽培をしていますので、その品種本来の開花サイクルがみえていると思います
植え付け後、最初の花が咲いてから3か月、どの様な咲き方をしていたのか、大川原の簡単な感想も含めお伝えします
それでは行きますよ~ まずは第3位から・・・・
第3位! 「紅かさね」(べにかさね)
5~7月までの開花回数 3回
この「紅かさね」(べにかさね)が上位にランキングされたのは本当に予想外でした
通常、花保ちの良いバラは次の花が咲くまでの期間が長いのですが、この品種は1つの花が2週間以上咲き続けます
更に、下から次々と蕾が上がり、先に咲いた花に追い付き、一緒に咲くとんでもない品種です
しかも、花びらが散るまで色褪せる事なく、最後まで同じ色を保ちます
この「Birth Year Garden」の中では、「終わりのない花」と言うイメージでした
良い意味で、花壇の中に造花が置いてあるような・・・・
常に「咲き終わる花」と「これから咲く花」がバトンを繋いで、いつまでも咲いている状態が続いているのです(オリンピックに出られそうですね!)
5月の1番花から7月下旬までの3ヶ月間、常に安定した花数を維持し続けたこのバラを、「お花いっぱいランキング」第3位としました
次に来るのは・・・・・・・・・・・・・・・
第2位! 「ピンク・ブリック・ハウス」
5月~7月までの開花回数 3回
このバラは第2回目ブログでもお伝えしましたが、大川原のイチオシ品種です(^O^)
特徴は「お花が爆発する様に纏めて一気に咲く!!」
このコメントだけ読むと意味不明ですので、「紅かさね」と比較して表現すると・・・・
「紅かさね」 → 花保ちが良く、花が終わる前に次の花に入れ替わる
「ピンク・ブリック・ハウス」→ 一斉に花が咲き一斉に終わり、また一斉に咲く
いつまでも咲き続ける紅かさねに対し、回転良く一斉に豪華に咲く「ピンク・ブリック・ハウス」
同じ四季咲き品種ですが、とても対照的な咲き方です
この「ピンク・ブリック・ハウス」は咲き方もやばい!
まだ株が若い事もあり、株元からベーサルシュート(根元から伸びる勢いのある若い枝)がバンバンと上がってきて、低い位置に沢山の蕾を付けるのです
驚くべきは一つのシュートに付ける蕾の数、なんと、少なく見積もっても200輪以上
花の回転も速く、2番花が6月の上旬、3番花も7月の上旬に咲きました
因みにこちらのトレーの花は2番花のお手入れ後の摘んだ花、なんと322輪
と言う事で、こちらの大川原イチオシの優秀な品種を「お花いっぱいランキング」第2位とさせて頂きました
そして・・・・・堂々の
第1位! 「ラ・ヴァルス・ディ・アベイル」
5~7月までの開花回数 測定不能
この品種、花芽が付いてから咲くまで約2週間、日の当たらない株の中まで花が付き、花柄は勝手に落ち次々と花が咲く、つまり放置してもガンガン咲き続けます
7月の中旬を過ぎ、だいぶ花数は減ってきましたが、それでも毎日毎日、新しい花が咲き続けています
バラを新苗から育てるお客様に説明をする際
「先ずは樹を育てる為、蕾は8月末まで摘み取ってくださいね~」
とお伝えするのですが、この品種は蕾を摘み取り続けるのが大変な位、良く咲きます
更に、病害虫に強い超強健品種
少しでもお庭に空いているスペースがある方は、是非植えてみてくださいね
以前紹介しましたが、この品種の名前の由来は「ミツバチのワルツ」、本当にミツバチが花の上で踊っているように見えてきます
と言うか、今となってはこの花、ミツバチにしか見えません(笑)
今回は、「お花いっぱいランキング」をご紹介しました
次回以降もお楽しみに~(*^-^*)