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2012年05月01日

第1回何でも勝手にランキング!!「このバラは絶対に買った方が良いですよ ベスト3」

(コラム担当:大川原)

今回から始まるバラコラムは、私、大川原が勝手にタイトルを付けて
上位3つで勝手にランキングにしてしまう「何でも勝手にランキング!!ベスト3」
を行います。



大川原清光
京成バラ園ローズアドバイザー
プロフィールは こちら


審査基準は・・・・
1.京成バラ園芸のカタログ販売品種であること
2.タイトルに従い、厳正に評価すること
3.大川原の個人的主観が入ること

以上の3つになります。
3.大川原の個人的主観の件に関しては、出来るだけ紹介するバラたちに
失礼のないようにしますのでよろしくお願いいたします。


さて、今回の第1回目のタイトルは

「このバラは絶対に買った方が良いですよベスト3」です。

それでは発表します。

第1位 「ピエール・ドゥ・ロンサール」

私が一番にお勧めしたいバラと言えば間違えなく、この「ピエール・ドゥ・ロンサール」が堂々たる第1位です。
このバラの良いところは数え上げるとキリがないぐらい、お勧めポイントを多く持ち合わせたつるバラです。
本当に初心者の方からプロの方まで、幅広く喜んでもらえる素晴らしい品種です。

中心の濃いピンクの花びらを、外の側の淡いピンクの花びらが優しく包みことにより、
立体的に見える花姿はとても優雅で美しく、病気にも強く、刺も少なく、幹肌もきれいで、
1本の枝がまっすぐ伸びる姿は、本当に美しく、まさに「つるバラの女王」と言う名にふさわしいバラです。

初めてのつるバラで迷っている方は、この「ピエール・ドゥ・ロンサール」から始めれば絶対に後悔しませんよ。
本当におすすめです。

第2位 「ボレロ」

私が始めて、この「ボレロ」を評価したのは2009年の春でした。
そのときの評価は「細い枝に重たい花を付け、花形の形が悪いなぁー。
しかも、1つ1つの花が、花保ちが悪い上に、花形がどこか崩れて十六夜バラのようだ」と新苗の力の弱い株を捕まえて、悪い評価をくだしてしまいました。

しかし、このバラは株が大きくなってくるととても力強く、たくましく生育し、
黒星病にはビックリするほど強く、たとえ黒星病に冒されても、葉を落葉させずに
病気の付いた葉で光合成を行い、自己回復をしてしまうとても素晴らしいバラでした。

その事実をまのあたりにしたとき、自分のバラの見る目のなさに、
何度も「ボレロ」の前で謝ったのを覚えています。
この「ボレロ」はオールドローズのような花形で、病気にはとても強く、
樹形がコンパクトなうえに四季咲き性がとても素晴らしいバラです。

最大の魅力は完熟したフルーツのような濃厚な香。
オールドローズが大好きな人ほど育てていただきたい一品です。

第3位 「うらら」

このバラは、他のバラに見られない、とても優秀な性質を持っています。
それは、京成バラ園芸のカタログ品種の中でも抜群の四季咲き性を持ったバラなのです。

普通のバラは、花がつきはじめた段階で生育を止め、バラを咲かせる方向に力を注ぎ、成長を一時的にストップさせてしまいます。
しかし、この「うらら」は花を咲かせながら、成長をとめず、次の花を準備し続ける
特徴を兼ね備えています。

以前、私がこのバラを家で育てたときには、
1回目の花が5月中旬
2回目の花が6月下旬
3回目の花が7月中旬
4回目の花が9月上旬
5回目の花が10月中旬
6回目の花が11月下旬
7回目の花が翌年の1月
その後、2月の剪定時期まで蕾をつけるのですが、寒くて開かないような状態でした。

こんなに四季咲き性の良いバラはなかなかありません。
初めてバラを育てられる方は、ぜひ、この「うらら」からはじめられてはいかがでしょうか。

これから、しばらくの間、いろいろなタイトルをつけて「なんでも勝手にランキング!!ベスト3」をおこないます。

さて、来週のタイトルはなんでしょう。
次回をお楽しみに。

         

2011年12月26日

オベリスクの鉢植えをまきまきの巻

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つるバラを春に美しく咲かせるために、冬にしておきたい作業が、「誘引」です。
”どのようにしたいのか?”によって、ポイントがありますので、参考にしてください。

まきまき監修、写真撮影:村上敏(京成バラ園チーフアドバイザー)
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オベリスクの鉢植えをまきまきの巻

まきまき実演:大川原 清光(京成バラ園ローズアドバイザー)

大川原です。これからつるバラを「まきまき」しましょう。
慣れれば20分ほどで出来ますよ。
トゲがささらないよう、革手袋をしてはじめます。おすすめ手袋は  >>こちら


まずは、枝とオベリスクを結ぶヒモ等を切り、オベリスクをはずします。

◎枝を整理しましょう

「枯れ枝」を切ります。


細く短い枝は、1cm程残して切ります。
今年伸びた枝なら良く芽吹くので、大丈夫。剪定バサミは >>こちら



オベリスクにいかに添って咲かせるかが、美しさのポイント
なので、ほそい枝は、長くても短くカット!
注:枝の数が少ない時は、このまま残して誘引します。



全ての葉をむしり取ります。

     
     今年伸びた所を、1cm程残しました。
     右は今からココ(赤線)で切ります。
     ここで、枝を長く残すと、花が散らばって
     まとまらない感じになってしまいます。



この細かな枝ばかりのつるは、このようにスッキリと。
全ては、オベリスクに沿って美しく咲かせるため!
主枝の流れを強調します。


きれいになりました。


この株は、少し元気がないので、今年伸びた太目の枝はこれ(矢印)だけでした。
注:株元から、新しく太いツルが生えている場合は、葉を取り除くだけでOKです。

◎あまり元気がないので、土を一部替えることに。


白い根が、下半分にしかありません。



植わっている所も中心から外れているので、
空いた側を大きく切り、鉢の中央に株がくるようにします。


これがお役立ちグッズ、土を削るだけでなく、ある程度の根も
ノコギリのようにして切れます。


白根の張った表面もうすく剥ぎ取ります。


鉢底の根が密集した部分も切り落とす。


鉢土の肩のところを切り落とします。


赤線のところで、カットしました。


これで新しい土がたっぷり入ります。


半分くらいの土を落としたのではないでしょうか。


おっとここで、カイガラムシ発見。
古い樹皮の下にもいるかもしれないので、手で取り除くと・・・


さほど広がっていなくて、ひと安心。


カイガラムシにはこれ!マシン油です。
これはいままでのエアゾールタイプのものより何倍も強力!


シューと噴くと


泡で包んでくれます。
たれずに、立体的に包み込む=完全密封!


カイガラムシのいる所は全て泡だらけ!10分は消えません。


◎さあ!植え付けです。

「京成バラ園バラの培養土」を使います。堆肥たっぷりの土です。
堀り上げてすぐの根は、元気なので
多少、肥料分があっても傷みにくく、元気に根が張ります。
「バラの培養土」は>>こちら

*「バラの培養土」はパッケージがリニューアルされます。


この鉢は、土がこぼれないようになっていて、かつ水はけが良いので
鉢底石は10号までは不要です。


栄養分のある土をたっぷりと入れて育てましょう。
土に元肥'専用'の肥料を混ぜます。
注:元肥専用以外の肥料を混ぜると、根が傷みやすくなります。


接口は、地面すれすれに。



このくらいのウォータースペースを忘れずに。
土が多すぎると、水がすぐにあふれてしまい、土に浸み込みにくくなります。


たっぷりと水をやります。


◎さあ!オベリスクを立てるよ


枝を広げ、オベリスクに均等に枝を配ります。


一番大事な枝から、はじめます。(j京成バラ園オリジナルオベリスク:近日発売!)


こんなおしゃれな麻紐もあるんですよ!


下から順に、らせん状に固定してゆきます。


太い枝をしっかり止めるには、紐を二重にかけて引くと、ゆるみにくい。


オベリスクの骨が交わる所を使うとガッチリと固定できます。



オベリスクに届かなくても、枝同士で固定。


枝のない所がなるべく無いように、枝配りをしましょう。


いかがでしたでしょうか。
ちょっと大掛かりで、一見難しく思えますが
慣れてくればすんなりできるようになりますよ。

新春つるバラまきまきフェア(新年1月7日~15日)を開催します。
店頭にてまきまき(誘引)の実演も行いますので、実際に見て覚えたい方、
ご質問もお受けしますので是非いらしてください。

         

2011年09月16日

第五回 2011年秋 新品種発表会 美しく輝く宝石のバラ「ラ・ペルラ」

第五回 美しく輝く宝石のバラ「ラ・ペルラ」
(バラ担当:大川原)

「アンティークタッチってどんなバラ?」
この質問は、売り場でよく聞かれるものの1つです。

カタログで調べてみると「クォーターロゼット咲きや、カップ咲き、または濃厚な香といったオールドローズの特徴を引き継ぎつつ、現代バラの長所である四季咲き性や、豊かな花の色、雨にも負けない厚みのある花びらなどを併せ持つ品種です」とあります。

ここで、アンティークタッチの種類を調べて見ると、実に様々な種類があることがわかります。

種類は四季咲き大輪や中輪種、コンパクトなブッシュ型から半ツル性、または、つるバラタイプまで本当に様々な種類がならんでいます。

また、花びらの枚数も少ないもので30枚位、多いものでは150枚以上と様々。

香りに関しても強香・中香・微香と本当にいろいろです。

もともとアンティークと言う分類は、弊社が代理店契約を結んでいるバラ会社の
「フランスのメイアン社」や「ドイツのコルデス社」、「ドイツのタンタウ社」で発表したバラの分類から始まりました。

メイアン社は「ロマンティカ・シリーズ」
コルデス社は「メルヘン・ローゼン・シリーズ」
タンタウ社は「ノスタルジィ・ローゼン・シリーズ」

この3社から発表されたシリーズのバラは、各会社のコンセプトに多少の違いはありますが、まとめて言ってしまうと
「オールドローズ(昔のバラ)」と「モダンローズ(現代のバラ)」の要素と雰囲気を兼ね備えたバラ」となります。

弊社は、この3シリーズのバラを総称し、アンティークタッチのバラと分類いたしました。

今回は2011年の新品種の中から、このアンティークタッチのバラ、「ラ・ペルラ」を紹介したいと思います。


「ラ・ペルラ」 商品こちら

私がこのバラを初めて見たのは、2番花が咲いたときでした。

見たときの第一印象が、「キャベツのような形の花だなー」でした。
このバラは大きな花びらが幾重にも重なり、その花びらが1枚ずつ開く様は、本当にキャベツのように思えました。
私は自分の中で「ラ・ペルラ」の様に大きな花びらが1枚ずつ剥がれるように咲くバラを、キャベツ咲きと言っております。

京成バラ園で取り扱っているバラで、同じようにキャベツ咲きのバラは、フランスのメイアン社が作出した「ザ・マッカートニー・ローズ」があります。こちらのバラは花びらの枚数が20~30枚と少なくすぐに芯が見えてしまいます。
しかし、この「ラ・ペルラ」は花びらの枚数も60~70枚と、とても多く、花の中心がボタン・アイ※のため、花が最後まで美しく楽しめるのが特徴です。

※ボタン・アイとは中心の花弁が雄しべや、雌しべを包み込んで花の中心からボタンの様な目が出ていることを言います。


「ラ・ペルラ」は花保ちも良く、枝も直立性のため切花にも最適です。ちなみに2番花の枝を切花にして楽しんだところ、1つの枝で約10日間楽しむ事ができました。

受賞暦も素晴らしく2008年にバガデル国際コンクールで銅賞を、また、2009年にオーストリアのバーデンのコンクールで1等賞、他にセントアルバンでも賞を受賞しています。
しかし、もっと凄いのは、なんといっても2009年に、病害虫に強く無農薬でも育てられる品種の中で優秀なものに贈られる、ADR賞を受賞したことです。

ADR賞と言えば、前回紹介した「カール・プロペルガー」も2008年に受賞しています。「ラ・ペルラ」はその後継者としても大変優秀な実力者です。


「カール・プロペルガー」   商品こちら

また、当社のカタログには掲載されていませんが、2008年には「マイ・ガーデン」が、そして、2009年には「ガーデン・オブ・ローゼス」がADRを受賞いたしました。
この結果を見たとき、心の底から嬉しくなり、バカみたいに一人で喜んでいました。  

 

「マイ・ガーデン」商品こちら           「ガーデン・オブ・ローゼス」商品こちら


「ラ・ペルラ」の色は、中心に向かうにつれて真珠色に輝きます。


「ラ・ペルラ」

この美しく輝く宝石のバラ「ラ・ペルラ」を、ぜひ、皆様の家で育ててみませんか。
屋外で見る「ラ・ペルラ」は輝き美しく、また、室内で見る「ラ・ペルラ」は、まるで海の底で光り輝く宝石のようですよ。
丈夫さや強さは折紙つきなので、バラを育てるのが初めての方ほどお勧めです。


他に、京成バラ園芸では美しい花をたくさん付ける「真珠貝」や雄大な花を優雅に咲かせる「黒真珠」と言った素晴らしいバラ達も取り揃えていますので、合わせてお楽しみいただければと思います。

 

「真珠貝」   商品こちら            「黒真珠」の写真   商品こちら

         

2011年09月01日

第四回 2011年秋 新品種発表会 「サニー・アンティーク」「ロマンティック・アンティーク」

第四回 豪華絢爛「キャラメル・アンティーク」に「サニー・アンティーク」と「ロマンティック・アンティーク」が仲間入り
(コラム担当:大川原)

「アンティーク」この言葉は、現代において私たちが日常でよく使う日本語です。
普段よく使う言葉だけに正確な意味が知りたく、あらためて調べてみると、もともとはフランス語で骨董品を意味する言葉だったそうです。

さらに調べてみると、1934年にアメリカ合衆国の法律で定められた通商関税法では、100年を経過している美術的希少価値の認められたものを「ヴィンテージ」、100年にいたらないものを「ジャンク」、これらの中でも、さほど価値がない物を「ラビッシュ」呼び、これらを、総称して「アンティーク」と言うそうです。

「ヴィンテージ」や「ジャンク」などは意味が一人歩きしてしまっている感がありますが、「アンティーク」という言葉は、いまや日本語の中に定着し、西洋の小物や家具、食器などに使われています。

現在、京成バラ園芸で取り扱っているバラの中にも、アンティークと表現するバラが数多く存在します。

今回は、その中から2011年の新品種として発表した2品種、「サニー・アンティーク」と「ロマンティック・アンティーク」について紹介したいと思います。


  

「キャラメル・アンティーク」    「サニー アンティーク」      「ロマンティック アンティーク」
商品はこちら            商品はこちら            商品はこちら 

「サニー・アンティーク」と「ロマンティック・アンティーク」は、大人気の切バラ品種「キャラメル・アンティーク」の枝代わり※です。

※枝代わりとは、同じ植物の中の一部の成長点が、何らかの原因により突然変異を起こし、親と違った枝になることを言います。

花形・枝姿・全体の雰囲気は、ほぼ「キャラメル・アンティーク」と一緒です。しかし、私が観察したところ、幾分「ロマンティック・アンティーク」の方が、枝が太くがっちりとしているように思いました。 それでも、全体から見ると、両者ともしっかりと「キャラメル・アンティーク」の性質を受け継いでいますので、花が付いてない状態では、ほとんど変わりはありません。


その中で、この2品種で最も注目するところは、輝くような色彩です。

「サニー・アンティーク」は外側の退色した花びらが、中心の濃い黄色を、強く引き立ててくれる素晴らしい色彩です。その、お互いのコントラストは、息のぴったり合った2人の芸術家が協同で作り上げた至高の作品、まさに芸術的な一品です。

一方、「ロマンティック・アンティーク」の素晴らしいところは、咲き始めから咲き終わりにかけて劇的な色の変化を遂げるとこです。
咲き始めの頃、花の中心にある花弁1枚1枚は、複輪が「キャラメル・アンティーク」色で、花びらの中心が濃いピンク色です。咲き進むにつれて、その複輪の「キャラメル・アンティーク」色が濃いピンクへ色変わりしていきます。
その咲きざまはドラマチックな人生そのもののようにも見えます。先に紹介したバラが至高の一品であるならば、こちらは究極の一品です。

ここで、今年の春に「キャラメル・アンティーク」と「サニー・アンティーク」、「ロマンティック・アンティーク」3種類を購入されたお客様から喜びの声を頂きましたので、ご紹介したいと思います。
そのお客様は、2011年春に限定100ポットで先行販売した「サニー・アンティーク」と「ロマンティック・アンティーク」を購入し、そこに「キャラメル・アンティーク」の苗を加え、12号鉢に3品種の苗をまとめて植えたそうです。
今年の8月、バラが良くなってきたので、ぜひ写真を見てほしいとの事でした。
その写真を見た瞬間、あまりの豪華さに、しばらく見とれていたのを思い出します。

一言で言うと「豪華絢爛」

この3種類のバラが、12号鉢と言うステージの中で、お互いの魅力を引き出すように咲き誇る姿がとても美しく、その様はアンティークショップで美しくキラキラと光り輝くおしゃれな小物が並んでいるようでした。
普通、同じ鉢に寄せ植えしたバラは、強健種が枝を一杯に広げ、コンパクトなバラを覆ってしまうことが多く、育ち方が凸凹になりがちです。


  
「キャラメル・アンティーク」    「サニー アンティーク」      「ロマンティック アンティーク」

しかし、この3種類は枝変りの品種同士なので、成長が揃いやすく、相性は抜群なのです。


また、別の写真で「ロマンティック・アンティーク」の一輪の花をA4サイズに大きく引き伸ばした写真を見せてもらいました。
その時の感想が「りっ・・・・立体写真?」花びらの輪郭のピントがハッキリとしており、まるで飛び出す3D映像を思わせるような錯覚に陥りました。
上記でも紹介した様に「ロマンティック・アンティーク」の花びらは、濃いピンクに「キャラメル・アンティーク」色の色素をしっかりと持っている為、ピンクの色素が強調されて立体的に映ります。
写真を趣味にされている方はぜひ挑戦してみてください。


最後になりますが、面白い話がありますのでご紹介いたします。
とある用件で、ある、お客様のお庭を拝見することになったときの事、そこに、格子窓に、あるつるバラが絡ませてありました。
その花はとても大きい花で、香も良く、なかなか風情のある和とも洋ともとれるようなとても興味深いバラでした。

大川原「これは、どこのバラですか?」
お客様「さあて、これはどこのバラでしょうね?」
大川原「京成バラ園芸じゃないところのバラですよね・・・・・」
お客様「本当にわからない?」
大川原「そういえば、どこかで見たことあるような・・・・、キャラメル・アンティークに似たような・・・・」
お客様「正解!!」
大川原「えっ・・・・・????」   

このお客様は、「キャラメル・アンティーク」をツルバラのように仕立てていました。

私は「キャラメル・アンティーク」の枝を見ながら「固定概念でバラを見てはいけないなー」とあらためて思った出来事でした。

今回のアンティークシリーズ3種類は、いずれも枝が長めに伸びる半ツル型のタイプです。
コンパクトな四季咲き性のつるバラに仕立てることが出来るため、3本の枝を複雑にからめて豪華絢爛な仕立バラにしても楽しいですよ。

上記のお客様も、ぜひ、挑戦したいと意欲を燃やしておりました。


ちなみに、そのお客様は他にも「ハニー・キャラメル」や「アクロポリス・ロマンティカ」、「ベル・ロマンティカ」などをツルバラにして楽しんでいました。

  

「ハニー・キャラメル」        「アクロポリス・ロマンティカ」   「ベル・ロマンティカ」
商品はこちら             商品はこちら            商品はこちら


半ツルタイプのバラが、ツルバラになると全体の雰囲気が変わり、新たな一面を見せてくれますので、皆さんも是非ためしてみてはいかがでしょうか。

         

2011年08月19日

第三回 2011年秋 新品種発表会 「ハンス・ゲーネバイン」「カール・プロペルガー」

第三回 有名な園芸家に捧げられたバラ「ハンス・ゲーネバイン」「カール・プロペルガー」
(バラ担当:大川原)

今回のバラコラムは、「病気に強く・育てやすく・初心者にお勧め」と3拍子がそろったバラ「ハンス・ゲーネバイン」と「カール・プロペルガー」についてご紹介したいと思います。

こちらの2品種を比べてよーく見たところ、驚くほど面白い共通点が見つかりました。
今回は、そんな共通点を比べながらいろいろと紹介していきたいと思います。

 

「ハンス・ゲーネバイン」  商品はこちら      「カール・プロペルガー」   商品はこちら


作出年数

「ハンス・ゲーネバイン」  2009年
「カール・プロペルガー」  2009年

ちなみに2009年は京成バラ園芸50周年記念とし、黄色の剣弁高芯咲きがとても美しいバラ「あゆみ」を発表いたしました。


「あゆみ」   商品はこちら



作出国

「ハンス・ゲーネバイン」  ドイツ
「カール・プロペルガー」  ドイツ

ちなみに日本ではバラをローズと言いますが、ドイツ語ではバラをローゼンと言います。


作出社

「ハンス・ゲーネバイン」  タンタウ
「カール・プロペルガー」  コルデス

ちなみに会社が創立したのは
  タンタウは1906年(今年で創立105年 明治39年)
  コルデスは1887年(今年で創立124年 明治20年)
とても歴史のあるバラ会社ですね。
  京成バラ園芸は1959年(今年で創立52年 昭和34年)となります。


花形

「ハンス・ゲーネバイン」  花径4.5cm・丸弁カップ咲き・四季咲き中輪
「カール・プロペルガー」  花径6.5cm・丸弁カップ咲き・四季咲き中輪

花色や花弁数は極端に違いますが、花形や花径は、ほぼ同じですね。

名前
「ハンス・ゲーネバイン」  オーストリアで著名なバラ園芸家 「カール・プロペルガー」  オーストリアの有名なガーデナー

カール・プロペルガーさんのホームページは簡単に検索ができます。
皆さんも探してみてください。
ちなみに、ホームページはドイツ語表記です。


受賞暦

「ハンス・ゲーネバイン」  
2009年 ローマ国際コンクール金賞受賞
2008年 オーストリア・バーデンコンクールORP受賞
2005年 バーデン・バーデン金メダル

「カール・プロペルガー」
2008年ADR受賞
2008年オーストリア・バーデンコンクール1等賞受賞
2008年日本国際コンクール銅賞

注目していただきたいのは、今から4年前の2008年オーストリア・バーデンコンクールにて両者が同一コンクールで顔を合わせ、お互いに素晴らしい成績を残しているところです。



両者を見ての私の感想

「ハンス・ゲーネバイン」

私が初めて見た「ハンス・ゲーネバイン」は2番花でした。 「写真で見るより花びらの数が多くとてもしっかりした花だなー」 これが私の見た第一印象でした。 カタログで見たバラのイメージと実際に見たバラの印象があまりに違うのでとても驚きました。

写真では
「やわらかく、やさしく、そして、ふんわりとした心を落ち着かせてくれるイメージ」
に対し2番花の実物は
「りりしく、気高く、丸弁カップ咲きの王道を歩む者」と対極的なイメージに見えました。

これから四季にわたり色々な顔を見せてくれるのでしょうか。
非常に楽しみなところです。


「カール・プロペルガー」


「カタログで見たカール・プロペルガーのイメージどおりの咲き方だ」 これが、このバラの第一印象です。 「とても明るく、元気な姿をみせてくれるね。何か良いことがあったのかな、とても楽しそうだね。」 私が「カール・プロペルガー」の前でつぶやいた一言です。


両者とも、とても優秀で、どこに出しても恥ずかしくない2人です。
京成バラ園芸のカタログでは隣同士に顔を合わせ、お互いを称え合ってるかのように見えます。
この両者は、同じコンテストを勝ち抜いてきた戦友のといったところでしょうか。

         

2011年08月05日

第二回 2011年秋 新品種発表会 「快挙(かいきょ)」

第二回 ローマ国際コンクール金賞受賞「快挙(かいきょ)」
(バラ担当:大川原)

さて、今回二回目に紹介するバラは、京成バラ園芸で作出され、ローマ国際コンクールで金賞を受賞したバラ「快挙」です。前回と同様、京成バラ園芸 育種家 武内俊介と一緒に、特徴や楽しみ方をご紹介したいと思います。

大川原「先週に引き続き2回目の出演、本当にありがとうございます。」

武内「こちらこそ、またバラを紹介できる機会をいただいて、大変感謝しています。」

大川原「実は先週の対談を掲載してからと言うもの、売り場のお客さんやお電話で受け付けている無料園芸相談※などで武内さんの話題がたびたびあがってきているんですよ。」

※お買い上げいただきましたお客様へのサービスとしまして、毎日16:30~17:00、電話番号047-459-3347にて受け付けております。

武内「えっ、そうなんですか?」

大川原「「武内さんの説明は明朗でとてもわかりやすかったですよ」とか「前回の対談を見て、花ぼんぼりと結愛を早速注文しちゃいました」など多数の声を頂きましたよ。」

武内「それは嬉しいですね。私は研究部にいることもあり、お客様の生の声を聞くことがほとんどないので、間接的でもそういう話が聞けるのはとても嬉しいですね。」

大川原「そういったお客様の声を、これからも武内さんにもどんどんと届けようと思いますので、これからもよろしくお願いします。」

武内「ありがとうございます。」

大川原「さて、これから本題にうつりたいと思います。今回の「快挙」の特徴を、お願いいたします。」


武内「快挙の1番の特徴は花びらの枚数が100枚以上と、とても多いのにもかかわらず、雨が多い環境でも花がしっかりと開くことなんです。しかも、花の咲き終わりまで、びっしりと花びらが残っており、またシミが出来にくいので最後まで綺麗に花が楽しめます。」

大川原「そうなんですね。快挙は前回の「結愛(ゆあ)」同様花びらが多いのに、雨が多い環境でもしっかり花が咲くんですね。」

武内「そうなんですよ。日本ではバラの観賞期(春と秋)にはたくさんの雨が降ります。その雨の中でもしっかりと咲いてくれるバラは、見せる人にとっても観賞する人にとってもとても重要なことです。」

大川原「私も同意見です。せっかく一年間育てたバラの春一番の花が、雨に濡れてまともに開かなかったのではとても悲しいですよね。」

武内「大川原さん、快挙は雨にも強いですが、暑さにも非常に強いですよ。昨年の猛暑みたいなときにも、夏バテをせず元気に花を咲かせ続けるくらいの、驚くべき耐暑性をもっていますよ。四季咲き性が抜群に強いのも嬉しいですね。」

大川原「年々、夏の最高気温が更新される現代においてもピッタリのバラじゃないですか。」

武内「そうなんですよ。ここで、快挙にはこんなエピソードがあるのでご紹介いたします。」

武内「日本バラ会が行うバラのコンテストの審査場を見に行った時のこと。非常に暑い日でした。
他のバラは暑さで花が垂れてしまっていたのですが、快挙は遠目からもはっきりわかるくらい威風堂々と咲き誇っていました。
その姿を見て「やはり快挙はとても素晴らしい品種だ」と再確認いたしました。」

武内「その結果、同コンクールでも金賞を頂き、「評価してもらえてよかったな」と快挙に話しかけた思い出があります。」

大川原「本当にすばらしいですね。これからの時期、猛暑の中で咲き誇る快挙に注目ですね。」

大川原「次に、バラの香りはいかがですか?」

武内「非常に良い香りですよ。しっかりとしたティーの香りが基本なんですが、その中に爽やかな柑橘系の香りが入りとても良い香りですよ。」

武内「ティーの香りが強くするのは、血筋にフリージアが入っているせいでしょうかね。」

大川原「フリージアですか。あの香りは本当にいい香りですね。私も大好きな香りですよ。」


フリージア

武内「しかし、フリージアと同じ気まぐれな香りなので環境条件によっては香らないこともあります。いろいろな条件で香りを楽しんでください。時折、本当に感動するような素晴らしい香りにあえますよ。」

大川原「ぜひ、私もいろいろな角度から香りを楽しんでみますね。」

大川原「ここで、大川原からの個人的な質問ですが、快挙がローマ国際コンクールで金賞をとりましたが、その時の感想を教えてください。」

武内「ただただ驚きの一言ですね。「海外で何かの賞をとりたいなー」と思っていたところ突然の金賞の速報に本当にビックリでしたね。」

大川原「私も、その速報を聞いたときには本当にびっくりしました。まさか、バラの聖地ヨーロッパ、しかも、あのローマ国際コンクールで金賞をもらうなんて。」

武内「あの時は「バラの育種をやってきて本当に良かったなー」と何度も思いましたね。」

大川原「今更ではありますが、本当におめでとうございます。」

武内「ありがとうございます。」

大川原「最後になりますが快挙を通じて、皆様にメッセージなどがありましたらお願いします。」

武内「言葉にするのは非常に難しいのですが、近年、日本では経済を含め暗いニュースが多くなっています。追い討ちをかけるように、東日本大震災という未曾有の災害にみまわれました。」

武内「そのような中、スポーツ、芸術、科学など様々な分野で日本人が‘快挙’といわれる結果を残し、諦めずに何とか日本を元気にしようと奮闘している姿を多々目にします。
この先何年かけてこの日本という国が立ちなおっていけるのか私にはわかりませんが、そんな日が来たとき、この‘快挙’というバラが時代を象徴する存在として認識され、銘花として作り続けられ世界中の人々に感動を与え愛されるバラに育ってほしいと思っています。」

武内「私は、快挙がローマ国際コンクールで金賞を受賞したのがゴールと思わずに、ここがスタート地点なんだと、今一度、自分に言い聞かせ、初心を忘れず、これからも「人を幸せにするバラ」や「人に喜んでもらえるバラ」の育種を目指し、がんばっていきたいと思います。」

大川原「素晴らしいメッセージを本当にありがとうございました。」

武内「今回はこのような場を設けていただいて本当にありがとうございます。」

大川原「いえいえ、これからも京成バラ園芸のバラの紹介の際にはたびたびお世話になると思いますのでよろしくお願いします。今回は本当にありがとうございました。」


現在、通信販売では大苗の予約を受付中です。
是非、ご覧ください。
ban_oonae.jpg
新品種はこちらから

         

2011年07月26日

第一回 2011年秋 新品種発表会 「花ぼんぼり」と「結愛(ゆあ)」

第一回目 「花ぼんぼり」と「結愛(ゆあ)」
(バラ担当:大川原)

皆様、ながらくお待たせいたしました。
今年もバラの新品種、発表の時期がやってまいりました。
今回の趣向は、20種類のバラの中から毎週2品種づつ10週間にわたり、新品種の魅力やお勧めポイントなどを余すことなく紹介していきたいと思います。

さて、今回一番初めに紹介するバラは、「花ぼんぼり」と「結愛(ゆあ)」です。

この2品種のバラについて、京成バラ園芸を代表する育種家、武内さんとトークを行いながら魅力や楽しみ方を教えてもらいます。


大川原 「武内さん、今回は貴重な時間をバラコラムにさいて頂きありがとうございます。」

武内 「こちらこそ。新品種の良さを伝える機会に呼んでいただき本当にありがとうございます。」

大川原 「武内さんと言えば、5月にローズガーデンで行われたガイドツアーが大変好評で、紹介されていたバラが売り場でどんどん売り切れになっていったのを思い出します。
『武内さんが紹介していた「るる」はありますか?』とか『武内さんの作出した「夢香」「薫乃」をください』とか、
5人のバラスタッフが皆でお客様の対応に当たっても対応しきれないくらい大混乱の状態になってとても大変でした。(笑)」


るる 商品はこちら       夢香 商品はこちら       薫乃 商品はこちら

武内 「えっ、そんなにすごかったんですか?」

大川原 「本当にすごかったですよ。中には『武内さんの熱く語るトークに魅了されました。彼の講習会はないのですか?』と言ってた人もいたくらいですよ。」

武内 「どうしても、自分が育種に関わってきたバラは、他のバラよりも熱く語ってしまうんですよ。」

大川原 「その気持ちは良くわかります。今回はそんな武内さんに「花ぼんぼり」と「結愛(ゆあ)」について熱く語っていただきましょう。
それではまず、「花ぼんぼり」から紹介してください。」


花ぼんぼり 商品はこちら

武内 「「花ぼんぼり」で、最も注目していただきたいのは、柔らかい桜色の花が房咲きで花を咲かせ、 四季咲き性が抜群に良いところなんです。1回花が終わっても次の蕾がすぐにまとまって上げ続けます。」

大川原 「そんなに四季咲き性が優れたバラで、たくさん咲き続けるのは本当に素晴らしいですね。」

武内 「そうなんですよ。しかも棘も少なくて枝が直立性なので切花にしても使いやすいんですよ。」

大川原 「「花ぼんぼり」の花は、暗い室内で飾ると良い雰囲気になりそうですね。」

武内 「そうなんです。柔らかい桜色は室内においても明るく照らすぼんぼりの様に輝くのでぜひ切花でも使って見てください。
次に香りに関してですが「花ぼんぼり」には当社の2011-2012カタログ(P57)では香りに関して中香と表記していますが、時々、強香?と思うくらいの素晴らしい香りがあるんですよ。」

大川原 「本当ですか?ぜひその香りを楽しんでみたいですね。」

武内 「ちなみに日本バラ会が行うコンテストでも香りの部門で2番目に高い得点をもらったほどです。」

大川原 「香りの部門で2番目に高い得点!それはすごい楽しみですね。」

武内 「しかし、香りと言うのは本当に不思議で、どんな香りの強いバラでも香りがまったく感じられなかったり、その逆で中香や微香のバラでも香りが強く感じることがあるんですよ。」

大川原 「私もそう思います。武内さんが作出した「しのぶれど」も時折、これは本当に中香かと思うぐらい素晴らしい香りを出しているときがありますね。」



しのぶれど 商品はこちら

武内 「そうなんですよ。バラの香りは環境条件によっても、強かったり弱かったりと本当に気まぐれなバラが本当に多いですね。」

大川原 「ちなみに育てやすさはどうですか?」

武内 「非常に育てやすいバラですね。枝も直立だし場所もとらずにコンパクトだし、何よりも樹性が強いことが一番の魅力ですね。」

大川原 「本当にすごいですね。私も欲しくなってきましたよ。
ここで引き続き、もう1つの新品種「結愛(ゆあ)について紹介をお願いいたします。」


結愛(ゆあ) 商品はこちら


武内 「この品種の重要な特徴は2つあります。ひとつは花びらの枚数が非常に多いのに対し、雨が多い環境でもきちんと花が開くこと。もうひとつは香りがとても濃厚で素晴らしいこと。」

大川原 「私も香りは楽しませていただきました。甘いフルーツのような、それでいて、しっかりとしたバラの香水のような香りがミックスされ、嫌味のないとても上品なバラの香りで、しばらく自分の世界に入ってしまったのを思い出します。」

武内 「そういえば、研究部に見学に来た大川原さんが「結愛(ゆあ)」の前でしばらく立ち止まって自分の世界に入っていましたね。(笑)」

大川原 「そうなんですよ。よく庭園の中でも美しいバラに出会うたび観賞にひたってしまい、しばらく周りの状況が見えなくなるくらい自分の世界に入ってしまうことが良くあるんです。」

武内 「「結愛(ゆあ)」はそれだけ大川原さんのアンテナに引っかかったバラなんですね。(笑)
そういえば、「結愛(ゆあ)」にはこんな面白いエピソードがあるので紹介いたします。
越後で行われたバラ国際コンクールで「結愛(ゆあ)」をお披露目するときに、テレビ・チャンピオン・バラ通選手権で2連覇を成し遂げた小山内さんが『こんなに花びらの枚数が多いのに、ちゃんとひらんくやぁー(関西弁)』と絶賛していました。」

大川原 「私も花びらの枚数には本当にビックリしています。あの花びらが多いバラを見て2番花の花びらの数を数えて見たら、なんと112枚もありました。」


武内 「これだけ花びらが多いのに、今年みたいなバラの咲く時期に雨が多く降る時でもしっかりと咲いてくれるんです。」

大川原 「私は心底「結愛(ゆあ)」に惚れ込みました。これからも売り場で「結愛(ゆあ)」を強く推奨していきたいと思います。
武内さん、今回は貴重な時間をバラコラムに時間をさいていただき本当にありがとうございました。」

武内 「いえいえ、このような面白い企画に呼んでいただき本当にありがとうございます。」

大川原 「さて、これから10週にわたり毎週2品種づつ紹介していきたいと思います。快挙の紹介でも、ぜひ、宜しくお願いいたします。ありがとうございました。」

なお、ガーデンセンターでは2011-2012京成バラ園オリジナルカタログを販売中です。
新品種の20種類を含む、550種を掲載!価格は500円です。
また友の会の会員様は遅くても7月末までにはお届けとなりますので、今しばらくお待ちくださいませ。

現在、ネット通販では、大苗の予約受付中!ご予約はこちらから
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是非、ご利用ください。

         

2010年10月28日

モナリザの微笑み「スーリールドゥモナリザ」

(バラ担当:大川原)

芸術家、天才発明家で世界的に有名な「レオナルド・ダ・ヴィンチ」

彼は数多くの名画を残し、その多くの作品が芸術家や研究者の中で高く評価されていたことは
誰もが知るところです。
その作品の中に、今までも、そしてこれからも後世に語り継がれていくであろう
銘画「モナ・リザ」があります。
この絵が誕生したのは今から約500年前。
当時のフランスの王様フランソワ1世に4000エキュ(当時の通貨単位)で買い上げられ、
フォンテーヌブロー宮殿に飾られました。

その後「ルイ14世」によってベルサイユ宮殿に移されます。

しかし、「マリー・アントワネット」の結婚相手「ルイ16世」が国王を勤めている時代に
フランス革命が起き、そののちに、現代この絵が展示されているルーブル美術館に移されました。

今回は、そんな人々の心を魅了してやまない、魅惑の名画「モナ・リザ」から、
バラ「スーリール ドゥ モナリザ」について話をうつしたいと思います。


今回発表した「スーリール ドゥ モナリザ」は、農薬を使用しなくても素晴らしい生育を見せる
バラに贈られる「ADR」を受賞しています。
とても強健で病害虫に強く、耐寒性も強いため寒冷地でも素晴らしい生育を見せてくれるバラです。


花付きも非常に良く、深い紅色に輝く大人びた花色は、花が散る瞬間まで素晴らしい色を保ち続け、
強い日差しによる花の傷みや、花が雨濡れることによるシミがとても出にくい、とても優秀な品種です。

私も一月ほど前に「スーリール ドゥ モナリザ」の枝を、切花として長めに切ってみたところ、
約2週間、玄関先でとてもきれいな状態として楽しむことができました。

すこし大きめの花瓶に飾るために、枝を長く切った株は、まだ2週間しかたってない状態にも関わらず、
次の花を咲かせるために5cm位のシュートを伸ばしていたこともかなりの驚きでした。

ここでこのバラのお勧めポイントを解かりやすく簡単に説明します。

1 病気に強い強健種
(特に黒点病)

2 切花として部屋の中で楽しんでも長く楽しめる
(私は2週間楽しめました)

3 切花にするため枝を長く切ることが出来る
(大型の花瓶にも最適!!)

4 花が雨や風、強い直射日光に当たっても長く楽しめる
(野外で咲かせても長く楽しめる)

5 花がスプレータイプなので1枝でとても豪華
(春の満開の時には一枝に5~10輪の花が付く)

などがあげられます。

最後にこのコラムの中で紹介した人物の中にバラの名前になったものが、
いくつかありますので簡単に紹介いたします。



「レオナルド・ダ・ビンチ」
初めてつるバラを育てたい方にとてもお勧めな品種です。
花弁数が多い豪華な花が幾重にも咲き乱れる様子はお見事。
病気に強い強健種です。



「ルイ・14世」
太陽王の異名をもつ人気が高いフランス国王にささげられたバラ。
大人びたベルベットの花色。
ふわりとしたカップ咲きの花形。
うっとりするようなバラの香り。
病気にはさほど強くありませんが、春も夏も秋も良く咲いてくれる四季咲きです。



「マリー・アントワネット」
オールドローズを思わせるカップ咲きの花形がとても美しいバラです。
1つの枝に花を5~6輪つけ、花もちも良いために切花としても最適です。



「レッド・レオナルド・ダビンチ」
無農薬でも育てられるくらいに病気に強い品種です。
枝も半つる状に伸びるためコンパクトなつるバラにしても良く咲きます。
枝を長く伸ばしても、四季にわたりたくさん花をつける品種です。


他にも中世ヨーロッパに関わるバラたちはたくさんありますが、とても多すぎて紹介しきれません。

現在、京成バラ園芸では秋バラの見ごろを向かえ、色々なバラが咲き乱れております。
ここで紹介したバラたちも、皆様のお越しを、花首を長~くしてお待ち申し上げております。

ローズガーデン全景の写真

         

2009年05月11日

初心者におすすめ 殿堂入りを果たしたツルバラ「ピェール ドゥ ロンサール」

(バラ担当:大川原)


春も5月に突入し、園芸シーズン真っ盛りです。そんな中、毎日たくさんのお客様が来園され、バラ売り場も活気に満ち溢れております。
バラ売り場は、当店の中でも売り場面積が一番広く、毎日、約1000種類あるバラの品種をお客様に案内し、一日中売り場を行ったり来たりしている状態です。
そんなバラ売り場ですから、お客様の質問もとても多く飛び交います。
中でも、最近特に多い問い合わせは
「初めてツルバラを栽培したいのですが、初心者でも作りやすいツルバラを教えて下さい」年々ツルバラに対する関心が、非常に高くなってきています。
そこで今回は、2006年に世界バラ会議で殿堂入りを果たしたフランスのツルバラ「ピェール ドゥ ロンサール」を紹介したいと思います。

  
ピエール ドゥ ロンサール  ブラン ピエール ドゥ ロンサール

ルージュ ピエール ドゥ ロンサール

数年前、お客様よりとても興味深いお話を伺いました。
その方は、数年前に建売住宅を購入し垣根にうわっていたサツキを抜いて「ピェール ドゥ ロンサール」を植えたそうです。それを見ていたお隣さんがその咲いているツルバラに惚れ込み競うように植えだしました。そうしたところ、あたり一帯のご近所さん同士が競うようにこのツルバラを植えだし、その住宅街は「ピェール ドゥ ロンサール通り」として観光客が訪れるぐらい有名になったと言っていました。
このツルバラはとても丈夫な強健種で、見る者を虜にする不思議な魅力を持っています。
また、2007年には「ブラン ピェール ドゥ ロンサール」 2008年には「ルージュ ピェール ドゥ ロンサール」が仲間入りをしました。
特に「ルージュ ピェール ドゥ ロンサール」には四季咲き性ととても強い香りがあり、いずれも本当にお勧めなツルバラです。
これからツルバラを始める方はぜひ「ピェール ドゥ ロンサール」から始めてみませんか。

         

2009年05月01日

花びらが舞い散る姿も素晴らしいバラ「シュネー・ケニギン」

(バラ担当:大川原)


毎年、桜の花びらがひらひらと舞う季節になると、必ずあるバラを思い出します。
それは5年前、当ローズガーデンでの事でした。
春のバラの時期が終わりを迎え、涼やかな風が吹いている中、とあるバラの前で立ち止まりました。
そのバラは花びらを風に乗せ、空中を踊りながら舞い散っていました。
その姿を見て「このバラは花が散る瞬間まで人々を楽しませてくれる素晴らしいバラだなー」と感動したことがあります。
このバラは素晴らしい強健種で、1995年にドイツで農薬を使用しなくても良く育つものに選ばれるADRを受賞しています。
枝もしなやかで、つるバラとしても使用できますので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
満開のシュネー・ケニギンのアーチの下で、舞い散る花びらを眺めながら紅茶などをたしなむのもまた素晴らしいものですよ。

                                

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