チーフガーデナー佐々木の日々是薔薇

施肥

チーフガーデナー佐々木の日々是薔薇

★バラのお手入れ「ちょっとワンポイント」

みなさんこんにちは。今回のテーマは「施肥」です。

3月のコラムで肥料を「元肥」「寒肥」「追肥」の3パターンで説明しました。
今回は「追肥」に当たる施肥です。

「バラは肥料食いだ」と、巷では昔から言われています。
確かにそういう側面もあるかもしれません。何せ冬まで繰り返し咲き続けるのですから、そりゃ栄養もたくさん必要なはずです。
つるバラなどに見られる一季咲きの品種でも、春の花後に来年のための新しい枝を増やしたいので、そのための栄養は必要でしょう。

◎京成バラ園での施肥

ローズガーデン内の地植えのバラに関して、追肥は一切行いません。冬に行う寒肥だけです。
これは、株を大きく成長させ寒肥のみで繰り返し咲かせるように、十分な体力をつけさせているからです。
また追肥を控えることで、肥料過多の影響による病害虫の発生を抑えています。
これから梅雨になり、高温になり病害虫対策が大変な季節です。作業上の都合もありますが、しなくていいことはしなくていいという考えです。

反対に、鉢植え・コンテナ植えのバラについては追肥をします。
これらは冬の寒肥ができないのと、鉢植えは土の容量が決まっているため栄養成分の補充のためです。

◎みなさんのご自宅ではどうするか?

ここで施肥の大前提があります。それはしっかり育っているバラにのみ施せるということです。
春の芽出し後から病気などで弱らせてしまったバラには、あげないようにしましょう。

その上で、地植えの場合「今の状態よりもっと大きくしたい」ということであれば肥料をあげましょう。
「これ以上大きくしたくない」という方は肥料を与えません。木バラ・ツルバラ共にそうしましょう。
鉢植えは、鉢植え用の肥料を適量施してください。

◎弱っているバラに関して

地植えも鉢植えも、まずは適切な水やりです。
水やりをただ続けるのではなく、「土の表面が乾いてからたっぷり」を繰り返してください。
その際に、液体肥料や活力剤などを適量で一緒に施しましょう。
これらも肥料ですが、弱った株にも優しく効いてくれます。調子が悪い時に食べる「おかゆ」や「柔らかい素うどん」みたいな感じです。

その後新芽が出てくると、すぐに蕾になることが多いのでその蕾は取ってください。
これを繰り返して新芽が5cm以上伸びるようになったら、固形の肥料を与えるようにしてください。

一度弱らせてしまうと、元に戻すのにとても手間がかかってしまいます。
日頃から観察する事が非常に大事ですね。

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